このツールを使用したことで発生した不具合や事故について作者は一切責任を負いません。
Droggerで記録した走行データを読み込んで、空燃比の平均値を一括で出力するWindows用ツールです。これまでスマートフォンでDroggerのグラフを見ながらフューエルマップを入力していた作業が劇的に改善します。
走行データから任意のラップを選んでグラフ化することが出来ます。Droggerスマホアプリと同等の機能ですが、より見易く操作し易くなっています。これにより、実走環境でのインジェクションセッティングとエンジンパフォーマンスの評価までの作業を効率化します。
デフォルトの状態は、HRC GROM用の集計設定となっています。
二つの走行データファイルを同時に読み込んで、比較表示することが出来ます。
これにより、フューエルマップの変更に対して空燃比がどう変化したか一目で確認できます。
2つのセッションデータから任意のラップを選んでグラフに表示。
エンジンパフォーマンスの比較や、ブレーキの深さ、開けの早さなど色々な情報が読み取れます。
Droggerからデータ取り込み~A/F Mapperで集計表示まで、一連の操作を実際に行ってみて下さい。
A/F Mapperでラップを選択して集計結果を表示することが出来ます。
暖気や待機中のデータを排除できるので、より精度の高い結果が得られるでしょう。
Droggerから走行データをPCに転送する際はセッション丸ごと行ってください。
スマホアプリ側でラップを選ぶ必要はありません。
空燃比平均値の集計範囲を決めるエンジン回転数とスロットル開度の値を自由に設定出来ます。
これにより、HRCデータセッティングツール側でスロットル開度/回転数を変更している場合や、HRCグロム以外の車種、i-map、ENIGMA、FTECU等のセッティングにも対応出来るでしょう。
Droggerで空燃比を記録していれば何でもオーケーです。
A/F Mapperの初期設定はHRCグロム用となっています。
汎用的な集計範囲を記述したファイルも付属しています。
2枚目の画像は、同じCSVデータを異なるで出力させた結果です。
HRC GROM用の記述を例に、記述値と集計範囲の関係を画像にて示しました。
注意すべき点は、以下の様に集計表示される事です。
”スロットル開度100” の行は ”スロットル開度100-105”
”回転数9300” の列は ”回転数9300-9500”
出力結果をよく確認して、マシンセッティングに活用してください。
rpm_bins 回転数 集計用の仕切り値
rpm_labels 回転数 タイトル
throttole_bins 開度 集計用の仕切り値
throttole_labels 開度 タイトル
figsize A/Fマップ出力解像度 (100倍)
width グラフ横幅
height グラフ縦幅
上記にて、ヒートマップの最終行と最終列ではタイトルの値を超えて集計されることを説明しました。
これに合わせて、適切にDroggerのスロットル開度設定を調整する必要があります。
特にHRC GROMの場合、スロットル開度が常にブレているからです。
通常のスロットル開度の設定では、例えばストレート区間を走行中、ライダーがきっちり全開していてもスロットル開度の記録は99~101位で変動しているため、正しくデータを収集出来なくなります。
具体的には、Droggerでスロットル全開の調整をする際にスロットルを全開からほんの少しだけ戻して設定してください。その後、スロットル全開にした時Droggerの表示が101~102位になっていると丁度良いでしょう。それに伴い、各しきい値で僅かなズレが生じます。
車種環境によって挙動が異なると思われますので、今一度確認してください。
正確な測定には、整った環境と正確な計器が必要です。
空燃比の測定値は、センサーボスの取付位置、角度など色々な要因で出方が変わります。
実走環境では2台の同車種、同セットで測定結果が違って出てくる事も少なくないでしょう。
また、DroggerGPSは環境によって大きく誤差が出る事があります。データが間違っている事もしばしば起こり得ると心に留めておいてください。
ご自身の車体で、実走時の感触と共にデータを蓄積し、活用してください。
数値だけを見て不調やトラブルを見逃さない様、ご注意ください。